EPUBとは?
EPUB(イーパブ)は、電子書籍ファイルの形式のことです。
EPUB電子書籍を制作すれば、スマートフォンやiPad等で読むことができます。
iPadでの閲覧イメージ
EPUB電子書籍は以下の特徴があります。
EPUBのメリット
1.誰でも簡単に作れる
EPUBはIDPF(※)が策定した世界標準の“オープンフォーマット”なので、制作にライセンス・契約が不要です。
また、HTML(ホームページ制作の言語)を土台としており、今後デバイスがなくなった等の理由で、読めなくなることはまずありません。
さらに、Android(Google)、Apple、Amazon、Adobeが支持・サポートしているファイル形式です。今後、各社がリリースするデバイスすべてで、読むことができます。
※IDPF = International Digital Publishing Forum
米国の電子出版業界の標準化団体。電子書籍用のファイル規格EPUBを策定した。
2.制作コストが安価
ホームページを作る時、ホームページビルダーが必要なようにEPUB制作ソフト代ぐらいで済みます。外部に制作依頼する場合、アプリのように「何百万単位」の請求はありません。
3.動画や音声が入れられる
EPUBは、動画や音声を入れることが可能です。音声解説やセミナー等を入れるのも効果的です。
4.縦書き対応
IT技術は海外で生まれたこともあり、WEB上のコンテンツは横書きがメインでしたが、EPUBは縦書き表示にも対応しています。世界標準のファイル形式で縦書きがサポートされるのは、ITの歴史でも初めてのことです。
5.スマートフォンに最適
PDFをスマートフォンで読むと、文字が小さく不便です。EPUBであれば、ユーザー側で文字の大きさを自由に変えられるので、スマートフォンの小さな画面でも問題なく読むことができます。
6.すべてのデバイスで読むことができる
パソコン、スマートフォン、タブレットPC等、どんなデバイスであっても、EPUBビューワをインストールすれば読むことが出来ます。
7.応用性がある
AmazonのKindleストアや、AppleのiBookstoreへ入稿する際、EPUB電子書籍を持っていれば即座に販売が可能になります。
他の形式で作るとその都度作り直す必要がありますが、EPUBであればほとんど修正不要で各プラットフォームにリリースできます。
さらに、EPUBを元にAndroidアプリへの変換も容易かつ安価で行えます。すると、Google play(Andridマーケット)でも販売が可能になります。
そんな理由から、本サイト「電子書籍の作成&出版成功ガイド」では、EPUBをお勧めしています。EPUBのメリットがお分かり頂けたと思いますので、次に市場規模について見ていきましょう。